ガンダムSEED うたわれるもの

presented by ムーン


3話


マリューは五分ほど気を失っていた。 その間、適切な処置の指示は、ハヤテ言う事で キラ以外の人間が動いていた。 「うう……」 マリューはようやく意識を取り戻した。 「気が付きました?」 気負うしなっていたらしいマリューは何処かの公園のベンチで目を覚ました。 「ああ、まだ動かない方がいいですよ。 すみませんでした……なんか僕、無茶苦茶やっちゃって……」 マリューの横にいたキラが言う。 「ありがとう……」 マリューは水を持ってきたミリアリアからそれを受け取り、ゆっくりと上体を起こす。 「すげ〜な、ガンダムっての?」 「動く?動かないのか?」 「でもなんでまた灰色になったんだ?」 「メインバッテリーが切れたんだとさ。」 トール・ケーニヒとカズイ・バスカークが、 コックピット辺りまで登ってストライクに触れている。 「お前らあんまりいじるなって!」 サイ・アーガイルが二人に言う。 ドキュンッ! 「「!!」」 一発の銃弾がトールとカズイの近くに着弾する。 「その機体から離れなさい!」 撃ったのはマリューだった。 だがマリューは気づいてはいなかった、機体が二機増えている事に。 「な、何をするんです!?止めてください! 彼らなんですよ!気絶してる貴方を降ろしてくれたのは!」 キラがマリューを止める。 「助けてもらったことは感謝します。 でもそのMSは軍の重要機密よ!民間人がむやみに触れていいものではないわ! みんなこっちへ……」 マリューはトールやサイたちに銃口を向け、場所を移動するように言う。 「一人ずつ名前を。」 「ミリアリア・ハウ。」 「トール・ケーニヒ。」 「サイ・アーガイル。」 「カズイ・バスカーク。」 「キラ・ヤマト。」 そう順に名前を言うキラ達。 「私はマリュー・ラミアス、地球連合軍の将校です。 申し訳ないけど貴方達をこのまま解散させるわけにはいかなくなりました。」 マリューはそう言う。 「然るべき所と連絡が取れ、処置が決定するまで、 私と行動を共にして頂かざるを得ません。」 「冗談じゃねぇよ!なんだよ、そりゃ!」 トールが言う。 「僕達はヘリオポリスの民間人ですよ!?中立です! 軍とかなんとかそんなの何の関係もないんです!」 「そーだよ!だいたい、なんで地球軍がヘリオポリスにいるワケさ!?」 「そっからして、おかしいじゃねぇかよ!」 パンッ! 口々に言葉を発するトールたち。 マリューは上空に向かって威嚇射撃した。 「黙りなさい!何も知らない子供が! 中立だと、関係無いと言ってさえいれば、今でもまだ無関係でいられる、 まさか本当にそう思っているわけじゃないでしょう!?」 マリューはそう言う。 「ここに地球軍の重要機密があり、貴方達はそれを見た。 それが今の貴方達の現実です!」 「そんな乱暴な……」 「乱暴でも何でも戦争をしているんです! プラントと地球の戦争を、貴方達の外の世界はね!!」 マリューはそう言い切った。 だがその直後後ろ側からマリユーに近づいて声をかけた人物がいた。 「そこまでですよ、マリュー・ラミアス大尉」 カッチャ マリューも直ぐに声のした方向に銃を向ける。 「いまさら…機密も無いでしょう既に、ザフト側に四機も奪取されているのに」 蒼いパイロットスーツを着た男性がマリューに話しかけていた。 「どうしてそれを…それに貴方はいったい誰ですか?」 マリューはその者に銃口を向けたまま質問をしていた。 「貴方も聞いた事、ぐらいあるでしょう…傭兵団アクアのリーダー・ハヤテです」 マリューはその名を聞いて固まってしまった。 連合がGシリーズを創るのに辺り、その姿形を似せ創ったのが、ストライクを初めとするGだ、 Gシリーズ創るのに辺り軍部はかなり揉めたが、 傭兵団アクアが使用しているMSはザフトが作る以前からありザフトが創ったジンもそれを模写されている兵器。 その傭兵団に連合もビクトリア基地防衛線に一役買った傭兵団、それがこんな所に居るなんてマリューにも想像 はつかなかった。 「それでその傭兵団のリーダーさんがいったい難のようですが、これは機密を守るための処置です、外部の人間 は黙っていてください。」 マリューも一将校として、はっきりとした意見を言ったすると。 「まだそんなことを言っているのか、既に議論している暇は無い、キラはストライクに乗って待機、他のものは そいつの1○5と書いてある、コンテナトレーラーを乗って持って着てくれ。未だ外の母艦とのつながらない、 もう1波乱あるぞ」 拍手する 続く inserted by FC2 system