ガンダムSEED うたわれるもの

presented by ムーン

10話


アクアの母艦がAAの攻撃でヘリオポリス・コロニーから出た、救命ポッドの多くを回収して、 ヘリオポリス宙域から離れて既に4時間以上が経過していた 行き先はオーブが造っていた、【アメノミハシラ】向かって航行していた。 その為にアクアで救助された一部の救命ポッド達に乗っていた人達は一時的なIDを造り渡していた。 その中でもハヤテが一番驚いていた事は、本来の歴史では【本島】にいた【アスカ家】ヘリオポリスに住んで いた事だった。 現に今でも慢性的に部屋が不足しているために家族が一緒である所は、一つの部屋を使う事になっていた。 他にも比較的に年齢が近い人達を四人一組にして部屋を割り当てていた。 そこで事件が起こった。 整備中でカオスのドラグーンポッドの調整を手伝っていたアリスとシン・アスカが出合った。 本来は格納庫等重要な部分はロックが掛かって人が出入りを確認するのが当たり前だが、慢性的な人材不足で 簡単にシンでも簡単にロックを解除して格納庫に入る事ができたただそれだけのはずだった。 運命と云う歯車が狂う前は……。 「なぜ…………妹と同じぐらいの人がこんな物に乗っているんだ!!」 アリスも驚いていた、本来へリオポリスの難民である人が一人で格納庫まで来て自分の姿を見て驚いていたからだ。 「貴方こそ………だれなんです……ここはアクアのメンバー以外立ち入りが制限されています、 早く出て行ってください」 アリスは当然の事を目の前の少年に言ったがそれがかえって少年の怒りに火を点けたようだ。 シンはカオスをその怒れる瞳で見ていたと思うと、 隊長機である、【インパルス】が並んで整備中だった為に、コクピット部分が開いていたお陰で、 『このMSであの機体を潰してやる!!』 の思いを秘めた【シン・アスカ】が開いていたコクピットまで移動して乗り込んだ。 シンは直ぐに機体を動かしあの機体を壊そうと 動かそうとするが機体は一項に動こうとしない それどころか、デェスプレイ等は【起動不可能】の字を大量にコクピットにあるデェスプレイに次々と移り、 それが余計にシンに怒りを注いだが、 外ではアリスが隊長とこの手を解決している晶の2人を専用通信で呼び出していた。 その最中もシンは機体を機動をさせようするが残念な事にアクアの全ての機動兵器にはそれぞれの専用パイロット だけが持つ【イグニッョンキー】を鎖してロックを解除してからしか動かせないようになっていたお陰で奪われる 事は無くなたが、パイロットが別のパイロットにその機体を渡す際にもそのロックのパスワードとキーを渡す手間 が掛かるようになった。 そして10分が経った頃ハヤテと晶の手によって無事に機体は取り戻せたが、シンがやった事はこれは機体泥棒とい う重罪である、その為シンだけは捕虜<主に海賊>等を入れておく独房に入ることとなった、その知らせがシンの 両親と妹の耳に入るのは時間の問題だった。 そして最後にハヤテがもらして言葉 「運命の糸車はやはり彼を選ぶのか機体が呼びかけるのかわからないな」 この言葉はいずれ分かる事となる、災厄の結果で。 結局二時間後にはアスカの両親と妹は兄が犯した罪を聞き後悔していた。元々一隻の船の中であった事件だ隠せる わけも無く、独房越しであるがハヤテが許可したお陰で晶と共に一緒であるが面会がかなっていた、 そして航海は事件も起こらずに4時間後にはオーブの基地であるアメノに無事に着いていた。 殆どの難民とカガリ・ロンドの両家はここで降りたが、【アスカ家】だけはいまだに艦に残っていた、 本来はシンひとりの罪だけなのだが、兄子で有った マユが兄と共に残る決意をしたために 「「子供達が残り親の私達だけがオーブに戻るわけには行かないでしょう」」 の見事なまでの夫婦の言葉に負けた、ハヤテ達は 「罪の償いにこの船で働いて還せ」の一言で 決着がついた。 そして次の依頼はオーブだった内容は 〔技術協力〕と〔パイロットの育成〕の二つが 入っていたが二つともキャンセルした。 アクアは本部があるコロニーべェルダンディー群に向かって航行を始めていた。 拍手する 続く




inserted by FC2 system